SS01

今日の理想を、未来の普通に。

SS01 コンセプト

集中力を発揮したり、リラックスしたり。あらゆる場面に「座る」は存在します。
座ることを科学して、パーソナライズされた「座る」を量産する。
現代人は人生の多くの時間を座って過ごすから、「座る」がよくなると、きっと世界がよくなるでしょう。
車いすユーザーにとって着座姿勢の持つ意味はさらに大きくなり、運動する姿勢でもあります。
適切なシーティングは日常生活を健康に、楽にするだけでなく、スポーツの成績を大きく左右しうる要素です。
私たちはチェアスキーや、陸上競技用レーサー車いすの開発を通して座ることの可能性の広さを考えてきました。
座り心地のよい座面を素早く作る。座った状態で体重を支えているのはどこなのかを明らかにし、

一人ひとりのために素早く良い製品をつくりたい。
誰しもが秘めた「座る」の可能性を明らかにしたい。
良いものを作るために、たくさんの視点からデータをとり可視化することが必要でした。

SS01とは

SS01は着座姿勢の人への影響を細かに調べることを目的に開発されました。
座面、背もたれ、ステップを基本に位置、角度を精密に調整し、あらゆる人の座るを目的に合わせて最適化する構造を持っています。
車いすユーザーひとりひとりに適切なシーティングを提供するため、座幅、前後座高、前出し、キャンバ角など、
車いすで一般的な車いすで設定可能な全ての項目を変更して実際に試すことが出来ます。
例えばオーダーメイドの車いすを作るとき、オーダー前にあらゆるポジションを実際に試して自分にピッタリのポジションを作れます。
最先端のロボット工学から生みだされた構造は日常、スポーツ、アスリート向けと、用途を問わないシーティング検討を可能にしました。
座った状態で座面に触れる身体形状を3D測定、即座に3Dプリント可能なデータ形式で出力します。
そのまま3Dプリントしてパーソナライズされた座面を作成できるだけでなく、褥瘡(床ずれ)を防ぐ
座面形状やクッションの選定をアシストします。ハンドリムの回転速度、回転トルクを測定するほか、重心移動を計測。
急加速、急旋回など、高い運動能力が求められるパラアスリートの成績向上にも大きく貢献するほか、
身体麻痺にまつわる能力評価にも利用でき、医学的研究用途での活用も期待されています。

SS01の主な特徴

SS01 MOVIE

PROJECT TEAM

ロボット技術による文明・文化への貢献を目指す「未来ロボット技術研究センターfuRo」。2011年に起こった福島原子力発電所の事故において原子炉建屋内の最上階まで走破するなどして崩壊状況の調査にも活用された災害対応ロボット(原発対応型Quince)や、主人の後を追ったり、指定された目的地まで自律的に移動するロボットでありながら、必要があれば、変形して乗り物にもなるパートナーロボット(CanguRo)など、多様なロボット、またロボット技術の開発を行っています。

RDSは、2019年度よりF1チームAlfa Tauri Honda(旧チーム名 Toro Rosso Honda)のスポンサーを務め、モータースポーツを始め、医療・福祉、最先端ロボットの開発など、多数の製品開発に携わり『アイデア力』『デザイン力』『技術力』を強みに、自社ファクトリーから新しいモノ作りのカタチを世界に発信する研究開発型の企業です。グッドデザイン金賞を受賞した世界最軽量の『ドライカーボン松葉杖』や、車いすの概念を変える未来型車モビリティー『WF-01』などプロダクト開発を行うとともに、ソチ、平昌では、パラアスリートへ技術開発提供を行い、チェアスキーで金メダルを含む、7個のメダル獲得に貢献。スポーツx 医療福祉 x テクノロジーを掛け合わせたmedia【HERO X】を運営。